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帽子のつばを触るパドレスの松井裕樹=イマジンイメージズ・ロイター

 大リーグのナショナル・リーグで、同じ西地区の首位ドジャースにマジックが点灯し、もう後がない2位パドレス。11日(日本時間12日)のロッキーズ戦は、2―0の小差で継投に入った。

 だが、松井裕樹(29)の名前はコールされない。チームは零封勝ち。最後まで出番はこなかった。

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 11日からのロッキーズとの4連戦で、松井が登板したのは13日の1試合。11―3と大量リードした九回に、イニングを食う役割だった。16日のメッツ戦も敗色濃厚な流れの中、マウンドに上がった。

 「もどかしさは感じるけど、受け入れるしかない」と現状を受け止める。

 神奈川・桐光学園高2年夏の甲子園では、大会記録の1試合22奪三振を記録。プロ野球・楽天に入団すると2年目から抑えを託された。18年9月には、最年少の22歳10カ月で100セーブに到達。その数字を236まで積み上げて23年オフに大リーグに挑戦した。

 渡米2年目を迎えた松井の主戦場はいま、主にチームが負けている試合だ。

 今季は57試合に登板し防御率4.24。

 「(成績が)良くなければ…

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